2日目
次の日の朝、朝食が多すぎてびっくりした。
この日は朝と晩に2回子宮口を広げる施術だけ。
昨日の感じかと思って気楽に診療室に行ったら、昨日はいなかった看護師さんが横について手を握ってくれている。
え!?なんで!?
とか思ってたら、それはそれは激痛。
痛くて叫んだけど泣くほどじゃなかった。
でも、涙が止まらなかった。
すごく痛いのに、子どもは生きて産まれてこない。
これは死んだ子を外に出すための痛み。
って考えたら悔しくてやるせなくて、病室に帰って声を上げて泣いた。
看護師さんが背中を撫でながら話を聞いてくれて、わんわん泣きながら話した。
産婦人科の病院食は母体の健康のためにすごい量で栄養も考えられてるんだけど、母乳を出すために汁物は味噌汁だけじゃなく必ずスープもついてるってことを知って、「私には必要ないのに」って思うと1口ごとに泣いてしまってほとんど手がつかなかった。
そして何もない時間を過ごして、夜になると旦那が仕事を終えて来てくれた。
そして夜の子宮口を広げる時間。
今朝みたいな感じかな~、痛いけど頑張ろう〜と思って旦那に病室で待っててもらい、診療室へ。
だけど今度は今までの人生で1番の激痛。
しかも当直の看護師がポンコツのおばちゃん一人しかいなくて、器具の位置も名前も、診察の椅子の上げ方すら分かってないし、院長はなんの説明もなく器具入れてくる人だったから説明してくれる看護師さんもいないしで時間はかかるわ不安だわで叫び散らかした。笑
二足歩行の壁みたいな歩き方しながら病室に戻り
旦那の顔を見たら涙が溢れてきた。
この時に旦那が「ありがとうね」って私に言ってくれたのがすごく嬉しかった。
痛み止めがある程度効いてから旦那は帰宅。
完全に痛み止めが効いてきたら、施術したところじゃないところにちょっと痛みのような違和感。
夜の施術の時に破水してたから、もしかしたらここに赤ちゃんがいるのかもって気がしてきて
今まで恥ずかしくて声に出して話しかけたことは無かったけど、赤ちゃんと過ごす最後の夜だから、痛むところに手を当てて「明日がんばろうね~ママ頑張るね~」とか、こそこそ話した。照れくさいから小声で。